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長期の頭痛には頭痛外来の受診という選択肢も

慢性的な頭の痛みに悩まされている人は多いのですが、きちんと医療機関を受診したことはないという人がほとんどというのが実情です。そもそも何科を受診したらわからないというのも大きな原因の一つになっています。受診する科目の答えはずばり、頭痛外来です。初めて聞くという方もいるかもしれませんが、頭痛専門の診療科目というのが存在するのです。

大きく頭痛外来とうたっていなくとも、脳神経外科および内科、神経内科などの中に置いてある病院もあるので、わからなければ受付等で質問してみましょう。頭痛外来を受診する目安としては、慢性的に頭痛や頭重感がある、あるいは、めまい、吐き気、光や音もしくは匂いに過敏である、といった複合的な症状を頻繁に感じることが挙げられます。頭痛は病気ではないと思っている方がいますが、例えば疲れや風邪などから出る症状としての頭痛なのか、あるいはれっきとした頭痛という病気なのか、もしくは脳卒中系統の発作などが隠れているのかと、頭痛は一度しっかりとした診療で正体を確かめておくべきものです。このうち、頭痛外来の大半を占めるのが慢性頭痛といわれる緊張性頭痛・片頭痛・群発頭痛と、薬剤性頭痛です。

特に自称片頭痛持ちという方のほとんどは実際は緊張性頭痛であり、この二つは実は生活の中での対処法が反対であることから、一度確定診断をしておかないと長期間悩まされることになります。これらは正確に判別することは一般の医師ではなかなか難しいため、頭痛専門医の診察が不可欠となります。頭痛専門医は全国におり、専門の診療所の他には大きな総合病院や大学病院、脳神経外科などに籍を置いていますので、慢性的な頭痛に悩んでいる場合は訪ねてみると良いでしょう。なお近くに大きな病院や頭痛外来がない場合は、脳神経外科や神経内科のある病院で相談するのが確実です。

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